私が独断と偏見と趣味で選んだ「『Mr.S』から入った方におすすめしたいSMAPアルバム」
27時間テレビで新しくスマファンになった方が多いと聞きます
そういった方はおそらくMr.Sを購入し、Mr.Sライブが初めて見たスマライブになっているのではないかと推測します。
今回は私個人がおすすめする「Mr.Sから入った方におすすめしたいSMAPアルバム」を紹介したいと思います。
ここでは『Smap vest』などのベストアルバムは取り上げません。
『Mr.S』のテイストに近いオリジナルアルバムを中心に紹介したいと思います。
で、一番オススメなのが『SMAP 005』から『008 TACOMAX』までの初期アルバム。
6スマ時代の後半、メンバーが全員20代だった頃のアルバムです。
1994年~1996年とかもう20年近く前なんですね…時の流れの早さが身にしみるぜ。
そんな昔のアルバム、古臭いんじゃないか?って思ったお嬢さん。
んなこたぁない。
とりあえず1つずつ曲名あげていきましょうか。詳しい内容はウィキペディア先生に聞いてください。
(☆印が私のお気に入り曲です。)
■SMAP 005(1994年発売)
- ギョーカイ地獄いちどはおいで ☆
- 失くしたり見つけたりのEvery Day ☆
- $10<MOD Mix>
- 少し辛い永遠
- スポーツしよう ☆
- 涙もろいWoman
- いつだって愛し過ぎてしまう
- 最後の冬の日
- 君が何かを企んでいても ☆
- ひとりぼっちのHappy Birthday ☆
- 君色思い<Remix version>
- エピローグ
すごくないですか?
何がすごいって1曲目のタイトルすごくないですか?
「ギョーカイ地獄一度はおいで」ってすごいタイトルだと思うんですけど。
曲調としてはすごいミュージカルチックな明るい曲でなんですけどね
「最近だいぶ芸能界に馴染んできたよ楽しい!頑張るよ!(ホントは色々大変だけどね…)」って歌詞なんですよ。歌詞では「ギョーカイ天国一度はおいで」としか歌ってないあたりが黒いです。すげぇよ作詞作曲川村結花(夜空ノムコウ作曲)
調べたらこの曲が最初のお仕事みたいなもんなんですね…。
この他林田健司($10、青いイナズマ他多数)、相田毅(俺たちに明日はある他多数)などスマにはお馴染みかつヒット曲を作った方々が多数参加してます。
あとはあれですね、五人旅で中居さんが泣ける曲としてあげていた「一人ぼっちのHappy Birthday」(キムゴロ曲)はこのアルバム収録です。
$10と君色思いはアルバム仕様なのでシングルとはバージョンが違うんで、聴き比べてみるのもいいかも。このあたりは『Mr.S』における「Mistake!」と同じです。
アルバム全体としては、001~003まで正統派アイドル路線で推していたSMAPが大人の顔を見せています。それを顕著に感じるのがハードかつロックな曲調のしんつよ曲「スポーツしよう」。それでもまだまだ子供な雰囲気が残ってますが。
■SMAP 006~SEXY SIX~(1994年発売)
- Theme of 006
- 働く人々
- イルカに逢った夏
- 渋滞の楽しみ方
- M・A・S・H
- それが痛みでも ☆
- もっと君のこと ☆
- 僕の冷蔵庫
- 情けないくらい恋をしよう ☆
- My Childhood Friend 〜 鏡の中のRadio ☆
- 歯が痛い ☆
- オリジナルスマイル(スペシャル・エディション) ☆
- Hey Hey おおきに毎度あり(アルバム・バージョン)
ニューヨークで収録され、ジャケット写真もニューヨークで撮影されたアルバム。
個人的にベスト・オブ短髪木村拓哉はこのアルバムジャケットの木村さんになります。
今の短髪も素敵ですけどね!さらさらストレートたまらん。
もうジャケット写真から漂うクールな雰囲気がたまりません。前作よりぐっと大人びた感じですね。
このアルバムを引っさげて行われたコンサートはデビュー前のキンキの歌コーナー、選択してて吾郎ソロ「もっと君のこと」に間に合わない光一くんとかわりに二人分の振り付けをした剛くんなどキンキファンにはお馴染みのエピソードが多数あり、なおかつキンキファンにもおすすめの一枚となっております。
中居ソロ不朽の名曲「My Childhood Friend~鏡の中のRadio」、かっこ良すぎる森・木村デュオ「それが痛みでも」、吾郎ソロの中ではかなり異質でかわいい系の「もっと君のこと」、またさわやか系になったしんつよ曲「僕の冷蔵庫」などなど全員いい曲揃いなので誰のファンにも安心してオススメできます。
■SMAP 007~Gold Singer~(1995年発売)
- KANSHA して(wah wah version)
- ルーズな Morning
- 雨がやまない ☆
- しようよ (Let's do it)
- 切なさが痛い
- 感じやすい不機嫌
- たぶんオーライ
- 君がいない
- 人知れずバトル
- A Day in the Life
- Alone in the Rain ☆
- それが僕の答え
- Theme of 007(James Bond Theme)
このアルバムには全体的に雨のイメージがある気がします。
Alone in the Rainって曲とか雨がやまないとか曲名ズバリなのもありますが
なんといってもこのアルバムの特徴は気だるさ。
005、006まではまだ溌剌さ爽やかさが残ってましたがこのアルバムは本当にしっとりしてます。湿度はんぱない。
収録されているシングル曲からもそんな雰囲気が漂ってますけどアルバム曲は更に輪をかけてけだるい系。
特にそれを感じるのは木村森デュオの「雨がやまない」ですかね。
前作までがっつりダンスで魅せてくれてた二人がこっちでは落ち着いた雰囲気で歌ってくれてます。
何が怖いってこれこれちょうど20年前のアルバムなんですよ!
ツートップも20代前半、慎吾くんなんてまだ10代ですよ、10代でこれ歌ってるとかすげぇよほんと…。
■SMAP 008~TACOMAX~(1996年発売)
- Theme of 008 piano sonata no.8
- 気になる
- 俺たちに明日はある
- わかってほしい
- どんないいこと
- お茶でもどうかな? ☆
- それじゃまた ☆
- 恋にうつつのCrazy
- 声を聞くよりも
- Slicker's Blues
- EAO ☆
- 恋があるから世の中です
- 胸さわぎを頼むよ
『007』で十分しっとり系だったと思いましたがこっちはもっとしっとりです。
『007』が湿度70%だとしたらこっちは85%ぐらい?タコだからですかね。
というかしっとりすぎて最初小学生の頃に聞いた時全然ピンとこなかったです、今聞いてものすごくハマりました。
これほんとジャケ写真がかっこいいんです、真っ白衣装に黒背景に並び立つスマ6人…!森君足長い!!長い!!!
で、これがそんな森且行の最後の参加アルバムです。
参加シングル曲だと「はだかの王様」なんですけど、それは次のアルバムに収録されてるんで…
で、そんな森君のソロ曲「お茶でもどうかな?」がすごく好きです。
歌詞の内容は「売り言葉に買い言葉で別れたカップルが数年ぶりに再会してお茶に誘おうとする」ってものなんですけど…
…このアルバムでSMAP卒業すると分かってて聞くとなんか感情移入しちゃうんですよね。どんな気持ちでレコーディングしたのかな、森君。
あとこのアルバムだと「Slicker's Blues」の作詞に中居・慎吾が参加してますよね。
のちの「Five true love」思い出します。
とまぁ、こんなかんじで紹介してみましたがどうでしょうか。
もしこれ見て6スマ時代気になると思ってくださった方、ぜひとも聞いてみてください。バックの演奏してくれている方々が本当に豪華なんで、今聞いても色褪せないかっこよさがあると思います。今より若い5人の声と、歌が抜群に美味かった森君の高めの声が織りなすハーモニーも必聴です。
今回取り上げなかった『001』~『003』もライブで定番の曲が入ってたりもするんでぜひ聞いて欲しいですが、005以降のクールでかっこいい系SMAPやMIJ以降の国民的アイドル路線のSMAPとは毛色が違うのでびっくりするかもしれません。強いていうなら「光GENJIの弟分」要素が強かった明るい子供路線と言いましょうか…(当てはまらない曲も多いですが)。かわいいSMAPが好きな方は聞いてみてください。
あ、「6スマ時代ばっかじゃないか!5人時代のはどうなん?」と思われる方には問答無用で『SMAP 013 BIRDMAN』推しますんで。そこんとこもよろしくお願い致します。『Mr.S』はライブの雰囲気も合わせて『BIRDMAN』の発展形だと思います。