俺達の課金で中居正広が次元の壁を越えた件について
一体誰がこんな未来を想像したというのか。
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唐突だが、自分語りをさせてほしい。
私はSMAP大好き他Gも大好きなジャニオタであるが、同時に2次元もこじらせている。
厳密に言うと特撮もこじらせているので2.5次元もこじらせている。
2次元~3次元をまんべんなくこじらせている。
こじらせ系女子である。
2010年9月18日、私はあの日いつものようにネットを徘徊していた。
その間に何やら情報が入ってきた。
「アイマスやばい」。
このやばいは悪い方の意味である。
文字通りの「大炎上」だった。
プレイヤーがプロデューサーとなりアイドルをトップアイドルに導いていくゲーム*1。
楽曲のクオリティに定評があり、個性的なキャラクター、そしてキャラを演じる声優さんの人気も高く、声優によるライブもやっている。ニコニコ動画で大人気。所属アイドルの事務所は「765プロ」というらしい。
当時の私にはその程度の知識しかなかったが、とても人気のあるコンテンツであることは知っていたので、いった何があったのか興味を持って調べた。
そして、呆然とした。
「9.18事件」*2
これは6年経った今でも二次元界隈で語り継がれる大事件だ。
主な炎上ポイントは2つ。
①前作までのプロデュース可能キャラクター4人がプロデュース不可
②ライバルキャラクターとして男アイドルユニットの追加*3
いや、ほんとこれ意味分かんないんですよ。
元々「アイマス」はアーケードゲームとしてスタートして、その頃からの登場キャラ4人が使用不可という古参プロデューサーたちにとって意味の分からない事態。
家庭用ゲーム(Xbox版)に移植して1人、PSP版でライバルとして登場した新キャラ2人とアーケード版からいるキャラを合わせた13人をプロデュースできると思ったのにまさかの使用不可。
一応ゲーム上で登場するとはいえ、それまで4人を応援していたプロデューサーにとってあまりにひどい仕打ちだった。
ファンの怒りはゲームスタッフと新キャラの男アイドルに集中した。
前者はともかく、後者はとばっちりみたいなもんなんだが、とにかく叩かれた。
まあでも、女子アイドルゲームなのになぜライバルが男アイドルなのか。
AKBのライバルがジャニーズのどっかのグループだったらと想像すると目も当てられない事態になるのは目に見えていたと思うのだが。
近年稀に見る大炎上だった。
この発表でプロデューサーたちは荒れに荒れた。
プロデュースを辞める人もいた。
公式に発売撤回と改善を求める署名を提出する人もいた。
恨みつらみをネットにぶちまけすぎて他のファンから苦言を呈される人もいた。
そして、続報が出るたびに阿鼻叫喚となり、公式への恨みつらみが募っていった。
一回燃え広がってしまった火は簡単には静まらなかった。
結局、ファンの署名は受け取られたものの受理されることはなく、ゲーム「アイドルマスター2」は発売された。
ついでに言うと、ゲーム「アイドルマスター2」では使用不可になったキャラクター3人が組んだユニットは、ゲームシナリオ中盤で男アイドルユニットに敗北する。
一応PS3版ではリベンジシナリオが用意されてはいるが*4、こんな扱いされて喜ぶファンって少ないんじゃないだろうか…。
ぶっちゃけ、これアイマスの危機だったと思う。
これでコンテンツ終わってもしょうがないって思うくらい当時の炎上っぷりひどかった。
で、そんな中2011年になって発表されたのが「3度目の正直」*5と公式にすら言われた「アイドルマスター」アニメ化。
あんまり期待されてなかったような記憶がある。
「アイマス2」の悪夢を経験していたプロデューサーにとって、公式への信頼度はマイナスだったからだ。
当時の私も外野から見ていて失敗する確率のほうが高いと思っていた。
しかし、これが当たった。
思った以上に評判が良かったため、私もアニメを見ることにした。
ニコニコ動画で公式配信してくれていたので、1週遅れ組だったけれど、コメントがいっぱい流れてて古参Pの解説なんかもあって初心者には有りがたかった。
クオリティの高いライブシーン、効果的に使われるアイマスお馴染みの楽曲・アニメ新作楽曲、13人のアイドル一人ひとりに出来る限りスポットを当ててキャラの良さを引き出そうとする姿勢*6、そしてなにより「アイドル13人、そしてプロデューサーや社長、事務員含めた765プロ*7のみんなの絆」を丁寧に描いたシナリオ。
765プロを象徴する言葉として「団結」という言葉がある。
見事にこの言葉を体現したアニメだったと思う。
かくいう私も、このアニメを見て前々から気になっていた三浦あずささんを担当アイドルと定め、ゲームを始めた口である。
1話の時点で「この人ほっとけない」ってなって
5話の慰安旅行での水着に大興奮して
6話で髪を切ってしまって「ロングあずささんがぁああああ」ってなったけど竜宮小町*8でのあずささんの可愛らしさにテンション上がりまくったし
8話で「貴女を人生含めてプロデュースさせてください」って思った。
当時手持ちハードで唯一プレイ出来た「アイマスSP」買ってあずささんをプロデュースした。
私地図読める系女子だから方向音痴のあずささん案内するよ。
現在も嫁にしたい二次元キャラ堂々の第一位である。
アイマスOFAも購入してあずささんメインでプレイしている。
現実という副業が忙しくてなかなかこちらに集中できてないのが悔しい。
最新作のプラチナスターズもPS4から買わなければならないのがネックで未購入というへっぽこプロデュンヌ*9が私だ。
あずささんの曲だと、「隣に…」「Melted Snow」「ラ♡ブ♡リ♡」「コイ・ココロ」あたりが好き。
カバーなら「ウイスキーがお好きでしょ」が好きすぎてあずささんがいるバーに毎日通ってボトルキープしたい。
あとあずささんの「きゅんっ!ヴァンパイアガール」は絶品である。
絶品である。
あずささんかわいい。
アニメの成功で、アイマスというコンテンツは息を吹き返したように思える。
これは、やはり「2」での失敗*10から、公式がある程度学んだのではないか。
アイマスOFA、プラチナスターズでは13人全員がプロデュース可能となっている。
「みんないっしょ」というのが良くも悪くも765系アイマスのキーワードなのだ。
いやむしろなんで「2」でそれをやらなかった!?って突っ込みどころだけれども。
そして、男アイドルユニット「ジュピター」。
一応発売前は「765プロの一致団結という理念を完全否定し個人の力のみを誇るユニット」みたいな書かれ方をしていて、「ただの嫌なやつら」みたいな感じで余計に叩き理由になっていた感もある。
しかし実際ゲームをプレイすると、ある程度フォローは入っており、アニメでは更にフォローがされ、「こいつら自身はいいやつなんや…所属事務所が悪かっただけなんや…」と思えるキャラになっている。ちょっと影は薄かったけど。
現在、彼らは事務所を移籍し、男アイドルプロデュースゲーム「アイドルマスターSideM」にて315プロの一員として頑張っている。
最近声優さんたちによるライブもあったようで、本当に良かった。よく頑張った…。
ちなみに私の中で「Alice or Guilty」はSMAPというよりはKAT-TUN感ある曲扱いである。
なお、最新作「プラチナスターズ」には自分のプライドや名誉欲ではなく、あくまで目の前の多くのお客さんを楽しませることを目標とする(=765プロのアイドルと同じ理念)女性「ランクオーバーアイドル」玲音がライバルとして登場する。
いや玲音むっちゃかっこいいのでおすすめです。
「アクセルレーション」最高*12。
一応公式も気を使ってんだなぁというか、せっかくのアニメでの成功を潰さないようにしてんのかな。
10週年も過ぎてどこまで765プロで行けるかはちょっと不安だけれども、応援したいと思う。
そして、2011年に配信が始まったソーシャルゲーム「アイドルマスターシンデレラガールズ」。
765プロ以上に尖った個性を持つ無数のアイドルたち、「総選挙」「人気投票」「選抜」などなど、独自路線を突っ走っている。
すでにアニメ化もされている人気コンテンツだ。
これのキャラクターを使用した公式リズムゲーが「アイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージ」。
765組以外興味がなかった私は「アニメもやってデレマスほんと盛り上がってんなぁ」と私はぼんやり眺めていた。
そんなある日のことである。
( ゚д゚)!?
(つд⊂)ゴシゴシ
( ゚д゚)ドウイウコトナノ…
な、中居さんが…中居さんが(765のじゃないけど)アイマスの曲を…歌ってる…踊ってる…
しかも完コピしてる……だと………
デレステダウンロードしなきゃ(使命感)
とてもちょろいスマヲタである。
最初の一人は凛ちゃんでした。
それで始めたデレステだが、リズムゲー苦手でデビューで行けてもレギュラーだとまだまだフルコンできないへっぽこな腕なのも置いといて、とても楽しんでいる。
スマホゲーでこのクオリティやばくないですか?3Dも2Dもとてもかわいい。
デレマスは配信直後からキャラクターはそこそこチェックしてて、その頃から特オタ女子という点においてものすごい親近感を覚えつつ公式カードの背景が大人の事情で変更されちゃったりまだ声がついてなかったりという試練に立ち向かってる南条光ちゃん、驚異的な胸囲に目が釘付けになる酪農系アイドル及川雫ちゃんには注目していた。
しかし!でも!デレステ実際やってみたら!!飛鳥ちゃん!!二宮飛鳥ちゃん!!!かわいい!!!!声がついてなかった頃にガチャまわしたら来てくれた!!!
僕っ子!中二病!!14歳!!!かわいい!!!!ってテンション上がった。
声ついて超嬉しい。今度CD買う。
そしてやっぱり、熊本弁を巧みに操る神崎蘭子ちゃん嫌いなわけないだろ…。SSR飛鳥ちゃんとむっっっっっちゃ悩んでこの間スカチケでSSRお迎えした。
邪気眼バリバリなのに内面むっちゃ無邪気で可愛いギャップにやられてる…。
765の方は自分で衣装やアクセサリー集めて好きな格好に着せ替えできる要素があってリカちゃんみたいで好きなんだけど、デレステはそれの代わりに事務所を好きにカスタマイズできるのが楽しい。シルバニアファミリー思い出す。
そんなこんなで、1月に解散報道あって死にそうになって、それから全然SMAPが5人で揃わなくてすげぇしんどかったんですけど、デレステのCM流れるとすごい元気が出てた。
思わず「第二弾あったら中居さんのダンスが全身映るCMみたいです」って感想送ったくらいである。
そしたら第二弾来て全身映るCMでホント嬉しかった。
お礼課金した。
8月に解散発表されて、本気で死にそうだったんですけど、本気で死にそうで暗すぎる記事ばっかり3連チャンぐらい書いちゃったんだけど、なんとデレステ1周年記念に中居さんのぷちデレラ配信が決まって、しかもCM第三弾も放送されて、本当に癒やされてる。
1周年おめでとうの意味も込めて課金して、この時のスカチケで蘭子ちゃんスカウトした。
ほんとぷちデレラ中居正広ちょうかわいいから。ちょうかわいいから。
44歳三次元男アイドルがうら若き二次元女子アイドルだらけの事務所にいるという震えるくらいの奇跡。
いやぁほんとね、中居さんうたばんのモー娘。然り、AKB系列然り、女子ドルとの共演には定評がある方ですけど、まさか二次元女子ドルのゲームCMやることになるとは思わんかったし、何よりゲーム内で共演することになるとは思わんかった。
そして、9.18のこと多少なりとも知ってるんで、デレマスPにこうやって男アイドルを受け入れてもらえたことが何よりうれしい。
スマヲタがはしゃいでるのを見て、温かい言葉をありがとうございます。
そしていろいろ感想見てたら意外とスマヲタに765Pがいて驚いた。
Twitterのタグで#SMAPに歌ってほしいアイマス曲って検索するといろいろ出てきて面白いです。
デレステだけじゃなく、765とかMマスとかミリオンとかまであるあたり面白いです。
個人的には
中居さん:純情Midnight伝説、約束
木村さん:Tulip、Rockin' Emotion
吾郎さん:花、ヴィーナスシンドローム
草彅さん:ポジティブ!、スマイル体操
香取さん:Honey Heart Beat、I LIKE ハンバーガー
全員:アクセルレーション、99night、M@STER PIECE
(番外…慎吾ママ:おはよう!朝ごはん)
がいい。
やっぱり765に偏ってしまい申し訳ない。
デレマスはまだまだ勉強中…。
「もし今年SMAPのコンサートがあったら、絶対に中居正広のソロコーナーはデレステメドレーだっただろう」というのが一部スマヲタの共通認識なんだけどなぁ。
5大ドームで響き渡るデレステ曲、それを歌う踊るCMのアイドル(44)とか超見たい。
スマスマのS-LIVEでやらないかなぁデレステメドレー…。
最後になりましたが、デレステ1周年おめでとうございます。
いつまでCM続けられるかわからないけれど、よろしくお願いいたします。
次のエイプリルフールに歌い踊るCMのアイドルの3Dモデルがくればいいのに。
あと、SSR飛鳥ちゃんはやくうちの事務所に来てください。
*1:プレイヤーがアイドル側の視点の作品もあるが、たいていはプレイヤー=プロデューサーである
*2:アニヲタWiki(仮) - 9.18事件(IDOLM@STER)
*3:「アイドルマスター2」5th PV (961プロ ジュピター「Alice or Guilty」) - YouTube
*4:最初に発売されたXbox版にはこのシナリオはない。バンナムおなじみの完全版商法である。
*5:1度目はキャラクター名だけが同じの完全別物のロボットアニメ、2度目はゲームに同梱されたOVA。
*6:もちろん、全員十分に描かれたとは言わないけれども、響とか響とか響とか…。
*7:所属アイドル事務所の名前
*8:例のプロデュース不可になったアイドル3人のユニット。あずささんはプロデュース不可になってしまった渦中のキャラなのである
*9:女性プロデューサーの意味
*10:あえてそう呼ばせてもらう