てっぺんのそこ

アラサージャニオタが気ままにジャニーズについて語るブログ。

徒然

 

 

めまぐるしく情報が溢れて洪水のように押し寄せていて、なんだか数年前(もう数年も経ったんですね)を思い出してしんどい今日このごろです。

 

色々しんどいんですが頭の整理をしたいので久々にブログのページを開きました。なるべく短くまとめたい。

 

 

まず、トレンドにSMAPの名前が出てきてびっくりした。社長交代に伴い次期社長の東山氏への質問で彼らのような事務所退社組や別事務所のタレントへの仕事を与えないといった圧力や忖度を許さない決してさせない、と言質を取ったのは素直に嬉しい。ただ、ほんとに守られるのかは今後の展開を注視していかなければなりません。井ノ原氏*1の言った通り、一朝一夕では変わらないでしょうから。数年前に公正取引委員会に注意されてもそこまで大幅には変わらなかったので。

 

(参考記事)*2

srjspirits.hatenablog.com

 

で、SMAPの名前を見て「あの生放送での謝罪がおわりのはじまり」等々旧Twitterで流れてきて、ぼんやりと考えました。

私はあれは次期社長としてのジュリー氏の立場を脅かさないために母であり当時副社長であった故メリー氏が主導で行ったことで、「身内に非常に愛情深く優しいが身内を守るために一度敵とみなした者は激しく排斥する」メリー氏の性質が駄目な方向に発揮された例の一つだと思っています。守られている本人がどう思っていたとしても「あなたのためよ」と言われてしまえば何も言えなかったろうな……と。一言なにか言うとその数倍の勢いで言葉が返ってくるのがしんどいから、何も言わず大人しく方針に従うのが最適解になっちゃう感じの。

で、こういう母娘のしんどい関係性って娘側もまた『子供』を持ったときに自分の『母親』と同じように振る舞うようになるという関係性の再生産がよくあるのがしんどくて。

「一方から見れば被害者であるが別の方向から見れば加害者である」という状態。

ジュリー氏は社長就任後、否、その以前からどのように振る舞っていたのか?

大事な身内を守るために一度敵と見なしたものを激しく排斥したりはしなかったのか?

 

あの事務所は経営陣だけでなくタレント同士の関係性も時々ヒリヒリするような感じのエピソードが聞こえてくることがあって。昔のこととはいえ余りに体育会系が過ぎるというか「それ多分今の基準だと確実にいじめだよな?」みたいな感じの。

「昔は先輩から後輩へのきつい扱いがたくさんあった。でも自分たちはそれが嫌だったから、後輩にはやらないとみんなで話し合って決めた」とSMAPがかつて話していたのを聞いて、連鎖を断ち切ることを選んだのすごいなと思ったのと、彼らの後輩たちは更に自分たちの後輩に同じように優しくしてくれているといいなと思ったのをなんとなく思い出しました。

経営陣もタレントたちも、新たな世代はより良い方向に進むために動いているのだと信じたいのですがね。

 

現社長は退くが株主は手放さない。次期社長は関係各社から出せなかったので自社のタレントがタレント業を引退して就任する。事務所の名前は変えない。

 

これで何を変えるつもりなのか。どうやって変わるつもりなのか。悪しき因習を断ち切れるのか?

今回の発表で伝わるのは「経営陣は変わりますが私達のことをよく分かっている内部の人間たちですのでこれまでと何も変わりません。安心してください」という利益共有者への極めて内輪向けのメッセージではないのか。

そういうのは内々のご挨拶でやるべきことであってテレビ中継や各種メディアを入れた生放送の記者会見でやるべきことではないのでは?

記者会見のノウハウないのは分かってるけどちゃんと危機管理系の専門家とかから指導受けたんだろうか……。

 

それと、現在社長である井ノ原氏と次期社長である東山氏が出るのは仕方ないとはいえ、『タレント』を表に立たせるのはどうなのか。同席するにしても基本的な質疑応対を行うのはジュリー氏、あるいはもっと昔から経営に携わっていた古参幹部であるべきではないのか。

もちろん井ノ原氏はアドリブ力が高く頭の回転が早い方なのでああいう場に出すのは東山氏やジュリー氏にとって非常に助けになったのだろうとは思うが、何せこの会見は「故ジャニー喜多川の自社タレントへの性暴力」についてのものなのだ。「もしかしたら被害者かもしれない」人たちを表に出して謝罪をさせ、あろうことか「あなたは被害を受けましたか」なんて質問を受けさせる事自体、駄目なことではないのか?

っていうか女性に対してそんな質問しないのに(流石にもうしないよね?)男性にはすること自体が、追求する側も男性の性暴力被害への認識が甘いことの証左だと思います。

 

あと気になるのが会見を受けて各社がどう動くのか、ということ。

数年前こんな記事がありました。

www.advertimes.com

SMAPと同じ事務所のタレントの広告起用に影響があるか』という質問へ「ある」と「ない」はほぼ半々。だが結局現在までタレントたちは多くの広告で起用されている。なんならネット解禁したことによりYou Tube等のネット広告でもよく見かけるようになっている。

今回の会見を受けてちらほらと各社の反応が出てきているけれど、今回は流石に問題がでかすぎるのでちゃんと対応しないと色々まずいんじゃないかと思います……。どうせ変わらんだろうな、と思ってしまうのがしんどい。

 

www.jiji.com

www.jiji.com

www3.nhk.or.jp

 

あの事務所は経営陣やタレント(そしてファンも)を「ファミリー」と称しているけれど、「家族だから、愛しているから何をしてもいい」「子どもは親に感謝をして従うべき」「自分たちを害するならば絶対に許さない。家族でないならば徹底的に排除する」、そういう悪習は金輪際捨て去らなければならないし、その周囲の者たちも「逆らうと恐ろしいから従わなければ」と屈服するのではなく毅然と正していかなければならない。

そして既に事務所から離れた人たちも正式に事務所と協力して膿を出し被害者救済に動くべきなんですよね、絶対に。

 

 

 

そしてニュースキャスターとして出演してる事務所所属のタレントに会見への感想聞くのいい加減やめろよ各情報番組。

事務所所属のタレントは事務所と契約してる個人事業主であり利益関係者なんだからコメンテーターとしての公平なコメントなんて期待できないし、本人の主観的な感想がほしいのだとしたらそれもうキャスターやコメンテーターとしての体なしてないだろ。

なんなら経営陣でもない人に今後の事務所の運営について聞く意味とは?そんなこといちタレントが知ってるのか?

SMAPのときの報道のときも思ったけど、ほんとそういうのやめてくれ。何の意味があるんだ。

タレントを大事にしてくれ。色んな意味で。都合良く使い潰すな。盾にするな。事務所もマスコミも。

 

 

思ったことはだいたいこんな感じです。なんかもうほんとしんどい。光が見えない。

*1:タレントとしての彼のことは「よっちゃんさん」「イノッチ」と呼んでますがこの会見での彼はタレントではなく会社の経営陣の一員であるのでこう呼びます。けじめつけるのは大事なので。

*2:NHKのネット記事、一定期間で消えちゃうのほんとなんとかしてほしいな……