S.M.A.P
何を書けばいいのか言葉が全然見つからない。
どうしようもない不条理に対した時、人は言葉を失うのだなぁと思っている。
それでも何か言葉を紡がずにはいられないので、今年1年のSMAP関係の出来事について自分の記事を引用しながら今の心境を書いていこうと思う。
あくまで、これは私個人の見解だ。スマオタ全員の共通見解ではないし、私の意見を他人に押し付ける気などさらさらない。
①1月13日の解散報道、1月18日の謝罪生放送について
今年1番たくさんの人に見ていただけた記事。
スマヲタジャニヲタ関係なく、ジャニーズ全く興味ない人達にも読んでいただけたことに感謝しています。
。本当にありがとうございます。
私の今年1年のSMAP関連の出来事に対する見解はこの記事の時とさほど変わっていません。
あの謝罪生放送を行い、「SMAP解散回避!」という見出しで映像を他局にも提供し散々垂れ流した結果、BPOに不適切だという意見が大量に送られることとなりました。
2016年1月に視聴者から寄せられた意見 | BPO | 放送倫理・番組向上機構 |
BPOはこの件を審理案件とはしませんでしたが、それ以降この謝罪生放送の映像がテレビで使われることがなかったのは、BPOに届いた大量の視聴者からの意見やネットでの論調等の否定意見の大きさに事務所や放送局が「この謝罪生放送は失敗だった」と気づいた結果なのではないかなと思います。
8月の解散報道のときすらワイドショーではこの映像や謝罪生放送の件にロクに触れられなかったことも不自然だと思います。スマスマ最終回でも映像が使われず、この件には一切触れられていませんでした。
それでも一度生放送で流れてしまった映像は、あの放送が視聴率30%超えだったことやSNS・ネット等で何度も拡散された結果、人々の記憶に刻み込まれることとなってしまいました。
あの映像は、多分テレビ史に残る負の記憶になるんじゃないかなぁって思います。
②騒動以降のSMAPファンの行動について
(1)世界に一つだけの花購買運動
1月13日の解散報道の翌日に既にこの運動は始まっていました。
解散阻止のための購買運動、という風に報道されていましたが、私はこの運動はあくまでSMAPの応援のための運動だと認識していました。
「私たちはSMAPを応援しています」という気持ちをCD購入で表現し、その結果がオリコンランキング入りで世間に広まればいい、ぐらいのスタンス。
感覚としては東北産や熊本産の商品を買うのと同じ感じ。
それは18日の謝罪生放送以降も続いていました。
スマオタにとっては、18日の生放送での謝罪で解決した問題ではなく、これは長期戦になるというのが共通見解でしたから。
その後8月の解散発表、9月9日のデビュー記念日、各メンバーの誕生日、いろいろなタイミングで集中購買が行われた結果、12月8日の稲垣吾郎の誕生日に「世界に一つだけの花」は売上総売上枚数300万枚を突破しました。
平成に発売されたシングルCD初のトリプルミリオン達成です。
今年はSMAPのデビュー25周年でした。
近年の発売ペースならば56枚目・57枚目のシングルが25周年記念として発売されていて、ファンはそれを買うことを心待ちにしていました。
私の中で花を買うことは「出るはずだった25周年記念シングルの代わりに買う」ことでもありました。
結果、2016年オリコン年間CDシングルランキングで12位にランクインしました。
ちなみに去年発売されたSMAPのシングルは「華麗なる逆襲/ユーモアしちゃうよ」が2015年年間シングルCDランキング35位、「Otherside/愛が止まるまでは」が40位なので*2
、去年より順位も売上数も上です。
ちなみにbillboardの日本での年間チャートでは5位でした。
この運動を支えてくださったのは、なんといってもCD発売元のビクターエンタテイメント様。
13年前のシングルCDを決して欠品しないように増産してくださいました。
日本レコード協会が「世界に一つだけの花」の出荷枚数が300万枚を突破したと発表したのは、SMAPのデビュー記念日である9月9日でした。
私は、これはビクターエンタテイメント様の粋な計らいだと受け取りました。
各CDショップもたくさんのポップを作ってSMAP25周年記念コーナーを作って、この運動を盛り上げてくださいました。
これを見て所詮商売人が馬鹿なファンをカモにしてるだけという意見も見かけましたが、「SMAP25周年を記念してたくさん企画を用意しました!」という売り方と「SMAP解散決定!今までお疲れ様でしたコーナーと企画を用意しました!!」という売り方でどっちがファンの心をつかむか考えてみて欲しいと思います。
客にいい気分で金を落とさせる企業は顧客心理を的確に掴んでいる優秀な企業で信頼できると思いますし、わざわざデビュー日に出荷300万枚を合わせてくる粋さをファンは忘れないと思います。
そういう優秀な企業が今までSMAPと契約して音楽を作り続けてくれていたことに感謝したいです。ビクターさんありがとう。
(2)署名運動
「本当のファンならメンバーの気持ちを尊重するべき」
「本人たちが辞めたがってるのに辞めさせないとか自己中
「アイドルは辞められない(笑)」
ざっと見た感じ、こういう意見が多く感じました。
ネットに蔓延する「正しさ」が息苦しい その正義感が危うい理由
「あったことのない人の気持ちを報道の内容や自分の主義主張と重ね合わせて勝手に類推する」ことの危うさ、ってこの間SMAPの署名記事についてた「SMAPの気持ちも考えてやれ」って大量のブクマコメ見たときも思った。
2016/12/17 12:43
私は彼らの気持ちはわからない。だって、彼らからは「解散することになりました」という報告しかきていないからだ。
彼らが不仲のため解散するというのは、全て解散報道後に大量に出回ったスポーツ新聞やネットニュース、週刊誌の中の「関係者」たちの話からでしかないはずだ。
グループの運営においてファンに決定権はない。だから、解散するしないについてファンに口を挟む権限はないし、向こうからも決定してもいいかどうか尋ねられるなんてことはない。所詮ファンは傍観者でありモブであり、ただ彼らの活動に金を払い応援のメッセージを送ることしか許されていない。そんなことはわかっている。
それでも私が署名したのは「SMAPに解散してほしくない。納得できていない。もう一度話し合ってほしい。もし今は無理でも、いつまでも待っている」という思いを目に見える形で伝えたかったからだ。
これは私の意思であり、エゴだ。
グループ運営に口を挟むことを許されないモブにしか過ぎない私が「こっちは納得できてねぇんだよ」と思いっきりボールを投げつけた。
私のエゴが、SMAPのグループ運営においてどれだけの影響力があるのか、37万以上という署名数をSMAPが、事務所関係者がどう判断するのか。
12月30日放送のラジオ「木村拓哉のWhat's up SMAP」にて、木村拓哉が署名の件について触れた。署名活動の件は把握してくれていると知れた。少なくとも、デッドボールになる勢いで思いっきり投げつけたボールを受け取ったことを教えてくれた。
(3)朝日新聞の新聞広告
この記事になっている広告は号外扱いでデジタル版にも掲載されている。
「朝日新聞丸儲け(笑)」と言っている人は全国紙に8ページにわたって広告出すとどれだけの金額がかかるのか調べてから言ったほうが恥をかかずに済むと思う。
今回のクラウドファンディングで集まった額が約4000万円なので、通常価格の8面分には全然足りてません。
それでも8面にわたって広告が出せたということは、朝日新聞が相当ディスカウントしてくれたのではなかろうか。
採算度外視でこういうことをしてくれたのは、昔稲垣吾郎が朝日新聞のイメージキャラクターをやっていたことや、上記の署名活動の時から朝日新聞はSMAPファンの動向に興味を持って取材していたことも関係してるのかもしれないし、何よりも「採算度外視してもこの広告を出すことに価値が有る」と判断してくださったことが大きいのではないだろうか。
これもスマスマ最終回のソフトバンクのCMのようなものではないだろうか。
仮にメンバーが朝日購読してなかったとしても、最後のページに「東日本大震災復興支援財団への募金のお願い」を載せたことによって、SMAPが毎週スマスマで行っていた震災復興への支援のお願いを一般の購読者に宣伝できたことは良かったと思う。
東日本大震災復興支援財団はSMAPが発起人の一人として名を連ねている団体だ。
SMAPファンとして、広告出すのにお金を出して支援を呼びかけた者の一人として、この支援活動は続けていく所存である。
④報道について
大体この記事で言いたいことは言ってるので、ここでは少しだけ。
この記事で指摘されているのだが、ジャニーズに対する報道は「御用記者」と「暴露記者」の二種類しかいない。つまりアイドル本人の発言・事務所の公式見解・「御用メディア」・「暴露メディア」すべての発言を見比べて、客観的な視点で「何があったのか」を考察する「批評家的視点」が欠けている。
元々ポップカルチャーというものは学術的な研究対象とされることがあまりないし、それがジャニーズ等のアイドルに対してだとなおさらだ。今回のSMAPの件も、専門家的視点で語られたものはそれほど多くない。
「本人の発言以外信じない」ファンではあるが、SMAP本人の言葉で今回の件について語ったものがほとんどないため、結果的に今までのSMAPの言動と各報道を対照して記事の真偽を考察する意見がTwitter等で多数見られた。
それでもそういう内容はどうしてもファンコミュニティ内でしか拡散されず、それ以外の世間一般は御用メディアや暴露メディアの記事を信じてしまう。
今年1年でSMAPについて書かれたセンセーショナルな内容の記事が、どれだけ批評や真偽確認なしにマスコミから垂れ流されて一般人に信じられてきたかは、上記のファンの活動に対する「スマップの気持ちも考えてやれ」という言葉で嫌というほど思い知った。
信じる信じないは個人の自由だ。
だけど、不仲報道について単純に「SMAPが不仲とか嘘><SMAPは仲良し><」って言ってんじゃなくて、「ただベタベタ仲が良いんじゃなくてある程度緊張感があることがSMAPの強みだから、今更不仲が理由で解散とか言われてもなぁ」っていう思いのファンが多いってことは知ってもらいたいと思います。
⑤今年SMAP関係で嬉しかったこと
(1)中居正広と後輩たちとの交流
後輩大好き中居正広のはしゃぎっぷりが見れて本当に嬉しかった。
セクゾンちゃん、キスマイさん、にうすさん、キンキちゃん、本当にありがとうございました。
(2)中居正広、中居くんさんとしてデレステPに受け入れられる
現在再び中居くんさんのぷちでれらが降臨しています。
2回目にしてボイス実装です。
彼はリアルSクラスアイドルですし、もう44年も前からボイス実装されてたんで、ボイス未実装アイドルのPさんたちご容赦ください。
次はステージ仕様だ。課金して待つぞ。
あ、現在開催中のシンデレラフェスで課金してガチャ回したらSSRうさみんがきました。やったぜ。飛鳥くんまだですか。
(3)25周年記念ベストアルバム&MV集発売
最高。最高の一言。
アルバムもMV集もビクターさんの本気が詰まってました。
チョモランマの唄が入ったのが本当に嬉しい。
そしてその記念として現在開催中のSMAPコンサート衣装展示。
タワレコマルビル様
— 📎神代@負けるなBaby!❀☆ (@SRJ_Spirits) 2016年12月23日
すごい並んでた💦
刺繍細かい!ラインストーンとレースがすごいすてき〜!#SMAP衣装展示 pic.twitter.com/x6T3T00fK4
函館蔦屋書店
— 📎神代@負けるなBaby!❀☆ (@SRJ_Spirits) 2016年12月25日
木村さんのサンプルツアーのときの衣装だよー!!!
よく見たら襟の裏側に模様があるの!
素敵だわ〜#SMAP衣装展示 pic.twitter.com/NJnKJhTHrx
札幌ステラプレイスHMV
— 📎神代@負けるなBaby!❀☆ (@SRJ_Spirits) 2016年12月29日
ギフスマ中居さんの衣装!
細い!圧倒的細さ!!!!
華奢な閻魔様マジで華奢!!!!!!#SMAP衣装展示 pic.twitter.com/mAMG98aaEe
本当に、本当にビクターさんありがとうとしか言いようがありません。
ほんとうにありがとうございます。1月以降も展示やってくださってありがとうございます。
いちおう、楽しいこともあったんです。
それを上回るくらい辛いことばかりだったけれど。
だからこそ、今年優しくしてくれた人たちに対して感謝の念をわすれません。
⑥これからについて
彼らは来るべき東京オリンピック・パラリンピックに向けて、パラスポーツを宣伝し応援するパラリンピックサポーターに就任していた。
1月の解散騒動の時も、そして8月の解散決定報道の時も、パラリンピックサポートセンターはSMAPそしてSMAPファンに対して、暖かい言葉をかけてくれた。
それでも、11月22日、パラリンピックサポートセンター主催の「パラフェス2016」には、SMAPファンが多数訪れた。
この中で、パラリンピックサポートセンターの玄関に飾られている香取慎吾の壁画のメイキング映像が放映された。
前の記事にも書いたが、アイドルとは「虚構」の存在であり、アイドルのファンは「現実を見ていない」と思われがちだ。
しかし、SMAPは毎週自身の番組で東日本大震災への支援を呼びかけ「まだ復興が終わっていない日本」について思い出させてくれた。
NHKののど自慢のスペシャルサポーターになり、震災で被害を受けた山田町を訪れ、復興の現状とその中でひたむきに生きる人たちの様子をレポートしてくれた。
そして、パラスポーツの知名度向上と東京オリンピック・パラリンピックについても、彼らは私たちにいろんなことを教えてくれようとしていた。
解散を受けても、ファンはSMAPの思いを知っているので、パラリンピックを盛り上げるために行動し続けるだろう。
震災復興支援も引き続き続けていくだろう。
SMAPは私にとって、ときに私の知らない「現実」を突きつけてくれる存在だった。
今年の3月、NHKの震災復興音楽番組「明日へ」コンサートにSMAPは生出演していた。
これはあの1月の生放送の2ヶ月後のことだ。
そこにいたSMAPは、報道されているような不仲で、ギスギスで、メンバーと一緒にいるとアレルギー反応が出てしまうような、そんな5人ではなかった。
いつものように、5人で場を盛り上げ、会場を沸かせ、変わらぬパフォーマンスを見せつけ、被災地の人たちに笑顔を届けていた。
私の知っているSMAPだった。
彼らの言う「エンターテイメントの力」とはこういうものではなかったか。
彼らの信じるエンターテイメントとは、ジャニーズ事務所が標榜するエンターテイメントとは、人々に絶望を与えるものではなく、希望を与え、人々を笑顔にするものだったはずだ。
今年散々に貶されても、彼らが3月に届けてくれた音楽の力は、今でも忘れられないくらい私の心の中に残っている。
今年何度も特番で中止になったスマスマで、最終回までずっと東日本大震災への支援の呼びかけを続けた彼らを、私は絶対に忘れない。
⑦2016年12月31日「中居正広のSome Girl's SMAP」
中居正広は、最後に今年1年のことを話してくれました。
誰も悪くないメンバーは全員今まで経験したことのないようなことばかりのこの1年をよく頑張った最後までみんなよくSMAPをつとめてくれた
花購買運動も25周年の各地でのファンの自主イベントも新聞広告も37万もの署名も全部知っていた普段なら気持ち悪いとか重いとか茶化すけど全部心で受け止めたラジオに届いたたくさんのメッセージも全部読んだお返事遅れたけれど心からありがとうファン投票のベストアルバムも全部聞いて自分が選ぶ50曲とほぼほぼ一緒だったファンが作ってくれたアルバムだった
このラジオ名としても最後だしSMAP中居正広としても最後の放送になる最後はちょっと声を張って、慎吾ーーーーーーーーーー剛ーーーーーーーーーーーー吾郎ーーーーーーーーーーー木村ーーーーーーーーーーSMAPーーーーーーーーーーーーーーーじゃあねーーーーーーーーーバイバーイーーーーーーーーーーーーーーー
泣きそうな声で、最後はそんなに叫んだら喉大丈夫なのかと心配になるくらい、中居正広は30分間の間にできる限りのことを言ってくれました。
これは、こんな年の瀬の年越し前30分前にラジオに張り付いてラジオの文字起こししてる劣悪な労働環境にいるマスコミの記事なんかより、Twitterでファンが文字起こしした実況見た方がずっとましだし、本当だったらこの放送の音源を聞いてくれなきゃ、なんでファンが最後の最後まで「中居の言葉を待て」を合言葉に踏ん張り続け、こんなに中居正広のことを信頼し、その中居正広の言葉に最後の最後で大号泣してるのかはわからないと思います。
そして、最後に流した曲が、デビュー前の未音源化曲で市販されていないものを今回のラジオで流すために特別にビクターさんが音源を用意してくれたということも、付け加えておきます。
頼むから返してくれよ
なんで今回の放送でもはっきり言ったようにSMAPファンである中居正広がSMAPにたいしてバイバイしなきゃいけないんだよ
「誰も悪くない」「でも物事が円滑に進むなら自分が悪者になってもいい」っていう人なんだよ、ねぇ
どうして、どうしてSMAPがこんな目にあわなきゃダメなの
最後の最後まで、ラジオで「解散」の二文字、使わなかったんだよ
頼むから、本当にお願いだから、SMAPを返してあげて
メンバー全員に幸せを与えてあげてください